Windowsでgeomviewを使う

gtsライブラリとは直接関係はありませんが、
gtsライブラリにはgeomviewで表示することができるgts_surface_write_oogl()関数があり、
色分けして三角形網を表示したいときなんかに利用することもあるかと思われるので、
一応用意しておきます。

コンパイル

geomviewはWindows版はなく、Windows上で使うにはcygwinを入れておく必要があります。

まず、GeomViewホームページ
からソースコードを入手します。
2009年4月時点での最新バージョンは1.9.4です。

このバージョンでは、cygwinでのコンパイルは、時間はかかるもののすんなりできます。
configure → make → make installでとりあえず問題なく動作します。
ただ、事前に必要なパッケージが既にcygwinにインストールされている必要があります。
いくつかオプションもあるようなので、詳しくは
Building SaVi
and Geomview under Windows

を参照してください。

起動画面

geomview起動画面(とxeyes)

gtsから出力されるooglファイルを読み込むときの注意

ooglファイルはテキスト形式ですが、
Windows版コンパイルされたgtsから出力されるooglファイルをそのままgeomviewで見ることはできません。
改行コードが違うためで、windows版gtsが出力するooglファイルの改行コードはCR+LFですが、
cygwin版geomviewはLFのみの改行コードしか受け付けません。
なので、いったんエディタで開いて改行コードをLFのみに変える必要があります。

アーカイブ