r.param.scale

ラスタDEMデータから勾配、斜面方位、曲率、微分値などをスケールを指定して算出します。
すなわち、対象のDEMからこれらの指標を算出するときに、細かく見るか、もしくはやや大局的に見るかを選択することができます。

パラメータは以下のとおりです。

  • s_tolは、ここで指定した角度(度単位)以下の斜面は平坦とみなされるという値。
  • c_tolは、ここで指定した曲率以下だったら平面とみなすという値。
  • sizeはこのコマンドの肝で、処理ウィンドウのサイズを指定する。
    “3”なら注目画素から見て8近傍が解析対象になる。
    最大69、マニュアルに記載はないが、原理上最小は3。
  • paramは出力するDEM指標を指定する。
  • expは距離の重み付け?
  • zscaleは高さ方向の拡大・縮小率。わずかな変化も拾いたいとかいうときはスケールをあげるといい?

expと、-cオプションはよくわかりませんでした。


size=3 param=aspectの実行結果

size=3 param=aspectの実行結果

size=7 param=aspectの実行結果

size=7 param=aspectの実行結果

gis.mでのメニュー

[Raster]-[Terrain analysis]-[Terrain parameters]

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