ライセンス | LGPL |
URL | https://marble.kde.org/ |
概要
Marbleはオープンソースの仮想地球儀ソフト(Virtuall Globe)です。Google Earthのオープンソース版といったところでしょうか。
他にも、Google Earthにない様々な機能を備えています。
KDEのプロジェクトの一つとして開発されたものらしいですが、現在はOSGeoのインキュベーションプロジェクトの一つとなっています。
デスクトップ環境だけでなく、モバイル対応も視野に入れているようですが、2014年9月時点ではNokia製品にしか対応していません。
基本機能の他はプラグインで拡張する仕様になっています。
プラグインの種類は多岐にわたっているようで、ルーティングや衛星軌道表示などのほか、
コンパス、オーバービュー、スケールなどの基本画面の要素も全てプラグインであり、したがって無いとほとんど何もできません。
デフォルトで多くのプラグインがインストールされるのでその点は心配ありませんが、
再配布を視野に入れる場合は注意する必要があるでしょう。
Marbleは地表に表示するデータをテーマとして選択することができ、初期段階でいろいろと用意されていますが、これを自作することもできます。
MarbleはもとがKDEのプロジェクトなのでQtベースで、2014年9月時点ですでにQt5に対応しています。
素晴らしいことに、Marbleのメインとなる地球儀画面はウィジェットの一つとしてプログラムに貼り込むことができます。
前記の通り、基本的な機能もプラグインになっていたりするので、再配布時にはプラグインも同梱する必要があります。
Marbleプロジェクトはドキュメントが非常に充実しているので、使用するのも開発するのもドキュメントを見れば大体大丈夫です。
大量にあるので読むのは骨が折れますが、目次だけでも見ておくと楽しいかと思います。
本サイトでは、公式ドキュメントを見ただけではわからなかった豆知識を紹介したいと思います。
インストール
Windows版はインストーラが用意されています。OSGeo4Wには入っていません。
また、開発を行いたい場合はソースコードからビルドしてライブラリを作成する必要があります。
例によってCMakeでVCプロジェクトを作るわけですが、CMAKE設定ファイルに問題があるのか、やはりすんなりとはいきません。
とはいえ、骨は折れますがインクルードパスとインポートライブラリを適切に設定すればビルドは一応問題なくできます。
頑張りましょう。