QGISのAPIを使ってオリジナルのQGISアプリケーションを作ることができます。
まずはQGISのドキュメントにあるとおりに作って、後でいろいろといじるのが良いかと思います。
C++でもできるらしいですが、とりあえずここではPythonで作ります。
なお、ここではとりあえずQGISのバージョンは0.11を使用しています。
準備
QGISが普通に動いていて、PythonとPyQtがインストールされていれば、
あとは2つの環境変数を設定すればできます。
1つ目はPATHで、QGISがインストールされているディレクトリをPATHに追加します。
インストーラにおまかでインストールしたなら、Windowsなら”C:Program FilesQuantum GIS”を指定します。
2つ目は同じように”C:Program FilesQuantum GIS”を指定する新しい環境変数を作成します。
この環境変数は作成するアプリケーション内で使用するものです。
QGISのドキュメントでは”QGISHOME”という名前にしてあります。
最初のアプリケーション
とりあえずQGISのドキュメントにあるとおりにPythonスクリプトを作って、実行してみましょう。
適当なShapeファイルを読み込んで、下のように表示されたらとりあえず完成です。
完成図
後はこれをベースにゴリゴリいじってオリジナルのものを作っていきましょう!
参考サイト
Quantum GIS BlogのPythonコーナーでは
チュートリアルがあったりして、最初のうちは何かと重宝します。
QGIS API Documentationは当然必要になるのですが、
このドキュメントと実際の仕様はかなり違ってきているようです。
ですので、QGISのソースコードを手元に置いておいたほうが良いでしょう。
APIの違いがわかるし、使い方の参考にもなります。
筆者は面倒なのでbuildはせずに見ているだけですが、buildできるならしたほうが良いでしょう。
あとは、Python Library Referenceと
PyQtクラスリファレンス
があれば何とかなるでしょう、たぶん。