r.univar
ラスタデータの記述統計量を計算します。
セル数、最大、最小値、データの範囲、算術平均、分散、標準偏差、変動係数を出力します。
-gオプションをつけた形でシェルスクリプト内から実行すると、
これらの出力値をシェルスクリプト内で変数として参照することが出来ます。
v.drape
指定したラスタデータにベクタデータを投影します。
ラスタデータがDEMデータなら、ベクタデータに高さを割り付けるイメージです。
v.random
リージョン内に指定した点数のポイントデータをランダムに発生させます。
r.info
ラスタデータの情報を出力します。
何かとよく使うコマンドです。
出力される情報は大体下の絵のとおりですが、データよって多少変わります。
v.info
ベクタデータの情報を出力します。
r.infoと同様に何かとよく使います。
出力される情報は大体下の絵のとおりですが、こちらもデータによって多少変わります。
r.mask
マスク領域を設定します。
マスク領域は各種処理の対象外となります。
マスクが効くコマンドとそうでないコマンドがあるので注意が必要です。
“Raster map to use as MASK”(inputパラメータ)にはマスク画像として使用するラスタレイヤーを指定します。
“Category values to use for MASK”(maskcatsパラメータ)には、上記のレイヤーの特定の値のみをマスク領域とする場合に指定します。
‘*’を指定するとNULLピクセル以外のピクセルが全て使用されます。
マスクが設定されると、MapDisplayの右下に赤字で”MASK”と表示されます。
マスクの実態は”MASK”という名前のラスタレイヤーです。
このレイヤーを削除するとマスクも消滅します。一時的にマスクを解除したあとで再度マスクを使用したいときはリネームしてとっておくとよいでしょう。
なお、”-r”オプションでマスクを解除することができます。