QGIS QuickはQGISをソースコードからコンパイルすると使えるようになります。cmakeでWITH_QUICK
をOnにするとqgis_quickプロジェクトが作られ、Windowsならqgis_quick.dllが作られるようになります。さらに、ENABLE_TESTS
をOnにするとqgis_quickappというサンプルプロジェクトが作られます。
作成されたQGIS Quickアプリケーションを実行するには、QGIS全般の環境変数設定に加えて以下の環境変数を設定します。
set QML2_IMPORT_PATH=d:\dev\qgis3.16\qml;d:\OSGeo4W64\apps\Qt5\qml set QML_IMPORT_PATH=d:\dev\qgis3.16\qml;d:\OSGeo4W64\apps\Qt5\qml
上記の設定はQt5がD:\OSGeo4W64\apps\Qt5に、QGISがd:\dev\qgis3.16にそれぞれインストールされている場合の設定です。
実行すると以下のようなウィンドウが立ち上がります。
一応動くのですが、現状筆者の環境ではマウスホイールで拡大すると落ちるなど安定していません。コンパイルの仕方が悪いのかも。
タグ: QGIS, Qt