ライセンス | Qwt |
URL | http://qwt.sourceforge.net/ |
Qwt(Qt Widget for Technical Application)はQtの拡張ライブラリのようなもので、
プロット、ダイアル、メーター等のウィジェットを提供するものです。
これらは自作しようとすると非常に面倒なものなので重宝しますが、どれも使い方は少々難解です。
コンパイル
Qtがすでにインストールされていれば、ソースコードをダウンロードしてqmake ->
nmakeで問題なくコンパイルできるでしょう。
コンパイルが完了したら、designer/plugins/designerディレクトリにQt
DesignerのプラグインDLLが作成されます。
これをQtのプラグインディレクトリにあるdesignerディレクトリに入れるとQtデザイナでQwtのウィジェットを追加できるようになります。
なお、Qwt-v6はv5と互換性がありません。 QGISのv1.7が使用しているバージョンはv5なので注意しましょう。
Plotの使い方概要
単純にプロット上に曲線や散布図を表示するだけなら、デザイナからPlotウィジェットを追加して、
QwtPlotItem
にデータを詰め込んでプロットオブジェクトにアタッチで完了です。
目盛りは自動的に最適に表示されるようになっており、ここがQwtPlotの最大の利点かと思います。
ですが、少し凝ったことをしようとするとこの方法ではすぐに行き詰ります。 基本的には
QwtPlot
クラスのサブクラスを作成、または
QwtPlotItem
クラスのサブクラスを作成して対処することになります。 Qwtのexampleにあるサンプルコードのほとんどがサブクラスを作成しています。
この場合はQtDesignerの「格上げ」をうまく使うと良いでしょうか??。
そのほか
PythonでQwtを使用するPyQwtというのもあります。
また、QwtページにリンクがあるQwtPolar、
QwtPlot3D、 QtiPlotなども楽しそうです。