Shapelib概要
ライセンス | LGPL |
URL | http://shapelib.maptools.org/ |
ESRI Shapefileの読み込み・書き込みライブラリです。
ShapeファイルはESRI ArcInfoで使われるフォーマットでしたが、
GISにおけるベクタデータのフォーマットとしてはほぼ標準フォーマットになりつつあります。
GIS用に作られたフォーマットだけあって、各要素に任意の属性を持たせることができるというのが最大の利点です。
DGNやDXFではこれが難しいのです。
属性情報はdBASEファイル(.dbf)に収められていますが、このファイルはExcelやOpenOfficeで開けるので、
別個に編集することもできます。
特徴は以下のようなところでしょうか。
- 3つのファイル(.shp、.shx、.dbf)で一組、ただし、dbfは無くても一応成立はする。
- 要素種別はファイルごとに決まる。すなわち、ポイントShapeのファイルは連続線分要素を持てない。
- .prjファイルを使って空間参照を定義することもできる。
1つのファイルに要素種別が1種類のみというのがちょっと不便なように思われますが、
これが意外とそうでもなく、かえって管理がしやすかったりします。
フォーマットの中身も結構シンプルで、取り扱いは簡単です。
このあたりが普及した要因でもあるかと思われます。
.prjファイルは拡張仕様のようで、shapeファイルの仕様書には出てきませんが、
サポートするソフトは結構多く、gdal-ogrからの出力でも出てきます。
しかし、残念ながらshapelibでは入出力はできません。
フォーマットの詳細はESRIジャパンのページにあります。